サーモンラン乱獲ドキュメント

このページはスプラトゥーン 2 のサーモンランにおいてより多くの金イクラを稼ぐ方法についての情報・テクニックの解説ドキュメントです。

金イクラを多く回収すること自体にクリア率を上げる効果はありませんが、序盤に金イクラを多く納品して早めにノルマを達成しておくことでその後の立ち回りに余裕ができ、結果としてクリア率を上げることができます。

ゼンメツは仕方がないとしても、このドキュメントを読むことで皆さんの納品不足でのバイト失敗が減れば幸いです。

乱獲とは

サーモンランにおいて、金イクラをより多く獲得することを目指すプレイのこと。全員が効率良く仕事をし、コウモリやバクダンすらできるだけ寄せ、カタパッドやタワーのイクラも可能な限り回収することが求められます。

金イクラ回収率を上げるためにはコンテナ近くに金イクラをドロップすることが必要不可欠なため、乱獲の基本戦略は仲間と協力してオオモノをコンテナ近くまで誘導することなります。

また、寄せることができないカタパッドやタワーの金イクラもなるべく回収することでより記録を伸ばすことができます。

以上のことから、乱獲とはプレイヤー四人で協力して寄せられるオオモノを適度に寄せつつ、タワーやカタパッドの金イクラを積極的に納品する立ち回り、と言い換えることができるでしょう。

最低限必要な実力

プレイヤー間の連携を良くするためにも最低限、以下の四つの要件を満たす必要があります。

各オオモノシャケのターゲットの仕様の理解
一定水準以上のオオモノ討伐力
慣性キャンセルの習得
カタパッド・コウモリの討伐を苦にしない

四人のうち二人以上がこれらの条件を満たさない場合、金イクラの納品数が伸び悩む傾向にあります。その場合は納品数を多少犠牲にしてでもオオモノの処理の優先度を上げたほうが良いでしょう。

オオモノをなるべくコンテナ近くでたおさなければいけないことから、各種オオモノのターゲットの仕様などを熟知していなければいけません。また、寄せたオオモノを確実に一気にたおす必要があるため、一定水準以上の処理力が必要になります。

金イクラの回収に関してもなるべく早く納品を終えたいため慣性キャンセルの取得は必須と言えるでしょう。

意識すべきこと

とりあえず実力が同じくらいと思われる四人で 10 戦ほどなるべく金イクラを稼ごうとしてみてください。

その 10 戦の平均納品数でだいたい何をすべきかが見えてきます。

オオモノ寄せ

平均納品数	初手回収	バクダン	テッパン	ヘビ	モグラ	コウモリ
90-100	○	-	-	-	○	-
100-110	○	-	○	-	○	-
110-120	○	-	○	-	○	-
120-130	○	-	○	○	○	○
130-140	○	○	○	○	○	○
140-150	○	○	○	○	○	○

納品数が 100 以下の場合

モグラ以外の寄せは考えなくて大丈夫です。

テッパンは余裕があるときに寄せますが、それよりもコウモリの弾を返して反射でたおすこととカタパッドを落とすことに集中してみて下さい。

このレベルだとキケン度 MAX はクリアするのもおぼつかない場合があるでしょう。その場合は評価リセットをするなどしてノルマ 18~19 で練習するようにしてみるのも良いでしょう。

納品を増やす、というよりもオオモノをなるべく短い時間でたおすことを意識してください。

納品数が 110 以下の場合

モグラに加えてテッパンを寄せることも考えましょう。

このとき、周りに仲間が複数人いるならターゲットがウロウロしてしまわないように一発撃ってターゲットを確定させる技を必ず習得してください。

バクダンはたおせると思ったら遠くてもたおしてしまって構いません。コウモリの位置、コウモリの弾の位置、カタパッドの討伐に集中してください。

カタパッドにターゲティングされたとき、足元のターゲティングのマークでどの方向にカタパッドが出現しているかがわかります。狙われたときにそれを使い、カタパッドの位置を直接本体を目視せずに把握できるように練習しましょう。

また、近くに金イクラがおちているときでも敢えて遠くの金イクラを回収しようとする意識をつけてください。

納品数が 120 以下の場合

基本はできていて、夜 WAVE もある程度稼げるようになっている状態だと思います。

このあたりのレベルの方は昼で 30~40、夜で 45~50 納品程度している場合が多いように感じます。より具体的に言えば良いWAVEが来たときに上振れで 150 納品に手が届くか届かないかくらいのレベルです。

一概に理由は言えないのですが、仲間との連携が十分でないことが納品数が伸び悩む理由として挙げられます。

例えばテッパンは一発撃ってターゲットを確定させて軽くスタンさせれば、それ以上シールド部分を撃つ必要はありません。スタンを確定させるためだけにシールドを撃ち続けるのは無駄と言えます。バクダンもワンターンキルが安定しているブキであれば複数人で攻撃する必要はありません。誰かに任せてその間に金イクラを 1 つ納品してください。

四人がそれぞれ各 WAVE で余計に一つずつ納品できれば 4*3 でトータル 12 納品増えます。

納品数が 130 以下の場合

全部でなくていいので、最初の方に出現したコウモリを寄せることを意識してください。

ここで大事なのはコウモリを寄せて金イクラを得したという成功体験ではなく、寄せるか寄せないかの判断基準を学ぶということです。

コウモリが寄ってくるまで棒立ちしているのは無駄です。コウモリが寄っても金イクラは 3 つしか増えません。しかし、寄ってくるまでの間に四人がコウモリを止めてでも金イクラを拾ってこれば 4 つ納品数は増えます。後者のほうが得なのは明らかです。コウモリを止めなければ拾えない金イクラしかないのであれば必ず寄せるということは徹底しなくても大丈夫です。

納品数が 140 以下の場合

先程の考えを更に押し進めます。

何かのオオモノを寄せたいとき、その方向に金イクラが落ちていては拾いにいくたびにオオモノを反応させてしまいます。となれば複数人で一度に回収したり、予めイクラを回収しておくことでオオモノを反応させてしまう回数を減らすことができます。

つまり、金イクラの回収の優先度を自分の中で確固たるものとしてください。このレベルになれば昼でも最低限 45 納品は安定してきているでしょう。WAVE1 であっても 40 納品を下回ることは殆どないはずです。

これ以上納品数を伸ばすには様々なテクニックを利用するのが良いでしょう。

Salmon Stats で確認する

自分のプレイングスキルに自信のない方はSalmon Stats の個人のページから自分の立ち回りを分析できるので、条件を満たせるように練習しておくと良いでしょう。

金イクラ数が平均以上
赤イクラ数が平均以上
オオモノ討伐数が 12 以上
カタパッド・コウモリの処理率が平均以上

を満たしていればおおよそ問題はないと思われます。

主な記録

ステージ・潮位・イベントごとの記録

Salmon Run Recordで管理されています。

シフトごとの記録

Salmonia ユーザ限定ではありますが、アップロードされたリザルトの中での最高納品数の記録がSalmon Statsで管理されています。

200 納品

200 納品はそのキリの良さから多くのプレイヤーの最終目標とされることが多いです。

Salmon Stats ではサーモンランのリザルトが 140 万件以上保存されていますが、その中で納品数が 200 を超えているものは 200 件程度しかありません。よって、7000 回に 1 回程度しか達成できない記録ということになります。

ただし、最近はプレイヤーのレベルの向上もあって 200 納品が達成される頻度は増加傾向にあります(以前までは 1 万件に 1 件程度のペースでした)

全回収

全回収は(Perfect Wave または省略して PW)と呼ばれ、理論上可能な最大納品数を達成したものになります。ドスコイ大量発生以外の夜イベントは上限がないため全回収の概念がありませんが、夜イベントがない場合はオオモノ出現数 x3 が納品数の上限となります。

特に、キケン度 MAX での WAVE3 での全回収(72 納品)は乱獲における到達点ともいえ、その達成数は 200 納品よりも遥かに少ないです。

シャケ情報

ザコシャケ・オオモノシャケに関するデータを載せています。

カタパッドマップ

タマヒロイワープ

夜イベント情報

ラッシュ

納品数の目安	通常	満潮
シェケナダム	45	60
難破船ドン・ブラコ	45	60
海上集落シャケト場	50	60
トキシラズいぶし工房	55	65
朽ちた箱舟ポラリス	40	65

通常潮位における難破船ドン・ブラコ、朽ちた箱舟ポラリス以外では納品数を大きく伸ばせるイベントです。

キンシャケ探し

納品数の目安	通常	満潮
シェケナダム	35	40
難破船ドン・ブラコ	45	55
海上集落シャケト場	30	45
トキシラズいぶし工房	55	65
朽ちた箱舟ポラリス	45	65

納品数を手軽に上げることができるイベントです。

開栓手順を覚えるのは当然として、協力していかに早くキンシャケのアタリ位置を見つけるかが大事だということを理解してください。

グリル発進

納品数の目安	通常	満潮
シェケナダム	50	65
難破船ドン・ブラコ	45	65
海上集落シャケト場	55	65
トキシラズいぶし工房	60	65
朽ちた箱舟ポラリス	45	65

通常潮位における難破船ドン・ブラコ、朽ちた箱舟ポラリス以外では納品数を大きく伸ばせるイベントです。

グリルは一体たおせるかたおせないかで納品数が最大 5 違ってきます。このイベントで納品数を伸ばせるかどうかはいかにインクを無駄撃ちせずにグリルにダメージを与えられるかだということを理解してください。

ハコビヤ襲来

納品数の目安	干潮	通常	満潮
シェケナダム		50	65
難破船ドン・ブラコ		45	55
海上集落シャケト場	55	45	60
トキシラズいぶし工房	60	50	60
朽ちた箱舟ポラリス	55	45	70

ハコビヤ襲来で問答無用でハイパープレッサーを二回使ってしまう人がいますが、個人的には推奨していません。

ハコビヤ襲来はイベントなしと比べて、そこまで納品数が増えるイベントではありません。ステージによってはハコビヤに使って増える金イクラ数の期待値よりも他の WAVE で使ったほうが増える金イクラの期待値が高い場合があります。

二回使って確実にトータルの金イクラ納品数が増えるのはWAVE3であるまたはポラリス満潮であるのどちらかの条件を満たしたときだけだと思っておいてください。

霧

納品数の目安(ノルマ 25 の場合)	干潮	通常	満潮
シェケナダム	60	50	65
難破船ドン・ブラコ	65	45	65
海上集落シャケト場	60	55	65
トキシラズいぶし工房	60	60	65
朽ちた箱舟ポラリス	60	50	65